MindSphere / Siemens
MindSphereは、Siemens社が開発した産業用のIoT(Internet of Things)プラットフォームです。インダストリー・製造業において、生産プロセス上の機器に接続することで、データの保管や連携、可視化、分析を可能とします。MindSphereは、あらゆる種類のセンサーデータをリアルタイムで収集および分析可能であり、バリューチェーン全体だけでなくエンジニアリングチェーンに沿って製品、生産資産、製造プロセスを最適化するために使用できます。また、オープン性が非常に高く、APIにより機械や設備メーカーに関係なく、機械、プラント、またはフリート全体からデータを取得することができます。ユーザーは、製品・設備からセンサーを通じて得たデータをクラウドに連携させ、Siemens社や自社が開発するアプリケーションで設備状況監視やデータ解析を行うことができます。MindSphereはマルチクラウドに対応しており、AWSやMicrosoft Azureといったクラウドインフラも利用することができます。
IoTプラットフォーム観点での評価
MindSphere 価格(税込) | |
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MindSphereはこういう方におすすめ
- エッジとクラウド両方の有効活用がしたい
- AWS、Azureなどのグローバルアプリを利用したい
- 製品の不良率を改善したい
- 機器故障などによるエネルギー消費を監視したい
- 設備の可視化、データ分析を行いたい
- 既存の産業機械やPLC等と簡単に接続したい
他IoTプラットフォームとの違い
MindSphereのコアコンセプトは、「産業用IoTを実現するためのソフトウェアや接続性などを実現する」としています。クラウドへの対応も幅広く、AWS、Microsoft Azure、Alibaba Cloudに対応しており、それぞれのクラウド上で同一のアプリを展開することができます。これにより、地域によるデータセンターの違いを吸収し、グローバルに展開することが可能となります。また、MindSphereは、オープンであることを特徴としており、サードパーティの企業が要望している機能もAPI開発で対応し、最新の技術を取り入れることが可能です。
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IoTプラットフォーム観点での評価
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Siemens社がDXの重要施策としてMendixのローコードアプリ開発プラットフォームを買収しています。Siemens社の方針として「顧客が必要なものを顧客が作ることができる」という世界観を目指しているように見受けられます。日本でもさまざまなパートナーと連携して、MindSphereを使ったソリューションの数を増やしていますので、自社に合ったシステムを検討してみてください。
株式会社VOST 三谷大暁