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【2024】3Dプリンターで作れるもの6選!作品を作る手順も紹介

近年3Dプリンターの種類は増えていて、企業で使用するだけでなく一般家庭でも使えるプリンターが販売されています。そのため、仕事だけでなく趣味等で使うことが多くなりました。

今回は、3Dプリンターで作る手順や作れるものについて紹介します。

3Dプリンターとは何か

3Dプリンターとは何か

さまざまな用途に使える3Dプリンターは、製造業や建築業界等幅広い業種から注目されていて、活躍する場面も増えてきました。3Dプリンターとは、3DCADの設計データをもとにしながら、プリンターで実際に立体物を作りだす機械です。平面の層積み重ねていくことにより、精密な立体物が完成します。そのため、プリンターで作ったとは見分けがつかないほどの正確さです。

3DCADの設計データを用意するとデータ通りの物体ができるので、イメージを明確にしたい時にも使われています。3Dプリンターには光造形や粉末熱結、粉末固着等の種類があります。

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3Dプリンターのメリット

3Dプリンターを使うメリットの一つに、開発するコストの削減が挙がります。開発するときには、試作品を外注に依頼する場合が多いです。実際に依頼して制作すると、材料費や外注費が発生します。また、試作品を修正するための費用をかかってしまうため、何度も制作するとその分コストがかかってしまいます。

しかし、自社の3Dプリンターで試作品を制作できれば、費用を抑えられすぐに修復も可能です。さらに、コストの削減だけでなくイメージをすぐ形にできるので、効率性も上がるのが特徴的です。

3Dプリンターのデメリット

3Dプリンターのデメリットには、プリンターの種類や精度によっては造形の精度が低いのが挙がります。細密さに欠けるため、シンプルな制作物しか作れず実際に使用するための制作品には不向きな場合も出てきます。また、強い衝撃を与えると壊れる可能性もあるため、使う時の耐久性も不安定です。

3Dプリンターで作れるもの6選!

ここでは実際に3Dプリンターで作れるものについて、具体的に6つ挙げていきます。

3Dプリンターで作れるもの 難易度
フィギュア 高い
プラモデル 高い
アクセサリー ペンダント部分のみなら低い
工場パーツ 高い
医療機器 高い
家の模型 普通

フィギュア

3Dプリンターで作れるものの一つとして、人や物のフィギュアが挙がります。特に3Dプリンターを使えば、キャラクターのフィギュアが簡単に作れます。キャラクターの顔や体を精密に再現できるため、普段からフィギュアを集めている方にも人気です。

また、自分で描いたキャラクターがフィギュアになったり、パーツをプリントして組み立てるタイプのフィギュアも製作可能です。再現度は高いので、納得のいくフィギュアを作れるでしょう。

プラモデル

車や鉄道、飛行機のプラモデル制作にも向いています。フィギュアと同じで、細かなパーツが作れるので、一つずつプリントして自分の手で組み立てるのが可能です。また、自分の好きな車や自分で考えた形もプラモデルにできます。

さらに、実際に作った車や鉄道を飾るときに必要な柵などの情景パーツや線路や橋などの構造パーツも制作可能です。インテリアとして飾りたい方だけでなく、子どもと遊ぶためにプラモデルを作る場合にも適していて、子どもからの株も上がります。普段からプラモデルを作る方は、いちから制作できるので、趣味の幅も広がるのではないでしょうか。

アクセサリー

3Dプリンターを使用できれば、指輪やネックレス、ピアスの小さなアクセサリーも精密に作れます。自分のアイディアがすぐ形になり、理想的なアクセサリーを身につけることができます。また、自分がデザインしたオリジナルアクセサリーをプレゼントするときにも最適です。

アクセサリーの他にもスマホケース等の小物も作れるので、自分の好きなオリジナルグッズが作れます。アクセサリー制作を趣味だけでなく、副業にしたい方にも便利です。

工場パーツ

3Dプリンターは車や工場の部品の作成にも適しています。部品を作るためには、裁断機や溶接する機会を用いていて、機械で作業する場合でも手間がかかります。しかし3Dプリンターを利用すれば、プリンター一つで短時間で完成するので、コストや時間を削減し、効率化も図れます。

また、ヴィンテージ車等の部品は手に入れるのが困難ですが、3Dプリンターで制作すれば再現可能です。さらに部品制作だけでなく、治具の制作にも向いています。専門メーカーに依頼しなくてもすぐに治具が手に入るので、スムーズに作業できます。

医療機器

3Dプリンターは、医療業界でも利用されています。特に歯科医院で使われる場面が多く、歯列模型やインプラントとしての利用が可能です。また、義足や義手等の制作にも使われています。従来の義足は価格が高いところが難点でした。

しかし3Dプリンターで作ることによって、その人に合った義足を安く作れます。時間もかからないため、多くの方に義足が渡るところがメリットの一つです。精密な作りができるので、一人ひとりに合わせるところも特徴的です。現在では、患者の臓器に見立てた人体模型を制作し、手術前の打ち合わせやのシミュレーションとしても使われています。

家の模型

近年、3Dプリンターで建てた家が話題になりました。建築費用や人件費を大幅に抑えられ、時間や手間もかからないため、これから3Dプリンターの家が増える可能性は考えれるでしょう。ご覧の通り、建築業界でも3Dプリンターを利用する機会は増えました。

中でも、建築模型を制作する場合に用いられ、正確な模型が短時間で完成します。ミスが少なく効率的に制作できるので、時間を有意義に使えます。コンペでの模型製作を目的に使われることも多いです。

3Dプリンターで作品を作る手順

3Dプリンターで作品を作る手順

ここでは、作品を作るために必要なものや、手順についてご紹介します。

作品を作るために必要なもの

3Dプリンターで作品を作るためには、3Dプリンターやパソコン以外にも設計図となる3DCADソフトや3Dデータ、フィラメントと呼ばれる材料を用意します。3Dプリンターの種類によってはアクリル樹脂や熱可塑性ポリウレタン、金属などの使用も可能なので、プリンターや作成したいものに合わせた材料が必要です。また、3Dプリンターによってはデータ形式が異なるため、利用する3Dプリンターに合わせてスライスソフトも用意します。

制作手順

始めに3Dプリンター作品を製作するためには、3DCADで設計図を作成するかデータを用意します。作成した設計図を3DデータをSTL形式に変換し、整合性をチェックしてファイルに保存します。保存したデータを3Dプリンターやソフトウェアで読み込みます。読み込み後、実際に3Dプリンターを動かすための制御データを作成します。スライスソフトを使用し、STLデータを3Dプリンターが出力制御するためのデータに変換します。

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配置や大きさ、積層ピッチの厚さを設定していきます。その後、3Dプリンター本体にフィラメントをセッティングし、プリンターで作成を開始します。作成開始したら、途中で作品の不良や外部のトラブルが起こる場合もあるため、目を離さないことが必要です。作成がすべて完了してからゆっくり作品取り出します。

誰でも3Dプリンターで好きな作品が作れる

3Dプリンターは、企業だけでなく一般家庭でも幅広い用途が可能です。フィギュアやアクセサリー、模型など誰でも好きな作品を作れるため、需要も増えています。性能の高いプリンターがあれば、より精密な作品を作ることができます。自分のアイディアを形にしたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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