「無料で使える高機能CADソフトJw_cadに興味があるけれど、どうやって始めたらいいかわからない…」そんなあなたのために、ダウンロードから基本操作までを丁寧に解説していきます。
建築・土木分野で広く使われるJw_cadの導入は意外と簡単です。この記事を読めば、あなたも今日からJw_cadを使いこなせる第一歩を踏み出せます。初心者の方も安心して読み進めます。
Jw_cadとは
Jw_cadとは、無料で利用できる高機能な2次元汎用CADソフトウェアです。建築・土木業界を中心に、多くのプロフェッショナルに長年愛用されています。
その特徴は、作図に必要な豊富な機能と、カスタマイズ性の高さ。線や図形の作成、寸法記入といった基本操作はもちろん、複雑な図面作成や外部データとの連携も可能です。
Jw_cadに必要な動作環境
Jw_cadは無料で利用できる高性能な2次元CADソフトですが、快適に動作させるためには一定の動作環境が必要です。事前にご自身のPC環境をご確認いただくことで、よりスムーズにJw_cadをご利用いただけます。
Jw_cadの動作環境は以下の通りです。
項目 | 推奨環境 | 説明 |
OS | Windows 8 / 10 / 11 (32bit / 64bit) | |
CPU | Intel Core i5以上 | より高性能なCPUほど、動作が快適になります。 |
メモリ | 8GB以上 | 大規模な図面を扱う場合は、さらに多いメモリを推奨します。 |
ディスク容量 | 十分な空き容量 | 作図データや関連ファイルを保存するために必要です。 |
Jw_cadをインストールする方法
Jw_cadをインストールするには、まず公式サイトにアクセスします。ダウンロードページから最新版のインストーラーを探し、「jwcad.net」のリンクをクリックしてダウンロードを開始します。
Jw_cadをインストールする方法を下記の記事で詳しく説明しています。
Jw_cadの画面操作の使い方を説明
Jw_cadの画面は、作図領域、メニューバー、ツールバー、ステータスバーなどで構成されています。基本的な操作は、まずメニューバーやツールバーから使用したいコマンド(線、円、文字など)を選択します。
これらの基本操作を覚えることで、Jw_cadを使った作図がスムーズに行えるようになります。画面操作の使い方を説明していきます。
- Jw_cadを起動
- Jw_cad操作画面
項目 | 説明 |
メニューバー | メニュー各部分をクリックしコマンドを選択する |
コントロールバー | 現在選択されているコマンドの詳細な使い方を設定 |
ツールバー | メニューバーからコマンドを選択する変わりに用意されたバー |
レイヤーバー | レイヤの設定状態や作図状態を表示 |
ステータスバー | 左側には操作する内容が簡潔に表示し、右側には現在開いている図面の状態が表示 |
Jw_cadの用紙サイズ設定の使い方
Jw_cadで用紙設定を行うには、ステータスバーの「用紙サイズ」を選択します。用紙サイズは、A1、A2、A3、A4などの定型サイズから選択可能です。家庭用のプリンターに合わせて「A4サイズ」に設定する使い方を説明します。
- 用紙サイズ設定の使い方
用紙枠の表示設定方法
用紙枠を表示しておくと、印刷範囲の目安となるため、図面が用紙内に収まっているかを確認しながら作図を進めることができます。特に印刷を意識した図面作成時には、用紙枠を表示しておくことを推奨します。
用紙枠の表示方法の使い方を説明していきます。
- 設定画面を開く
- 用紙枠の表示の設定
- 用紙枠が表示
縮尺の設定方法
Jw_cadで縮尺を設定するには、ステータスバー「縮尺」を選択し設定します。ここで「作図尺度」を設定します。例えば、1/1「原寸」で描きたい場合は、「1/1」を設定します。縮尺の使い方を説明していきます。
- 縮尺の設定の使い方
Jw_cadの新規作成の使い方
Jw_cadで新しい図面を作成するには、まずJw_cadを起動します。画面左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「新規作成」を選択します。新規作成を実行すると、白紙の作図領域が表示されます。
- 新規作成の使い方
Jw_cadのコマンドの使い方
Jw_cadのコマンドは、作図や編集作業の要です。画面上部のメニューバーやアイコンが並ぶツールバーから、目的のコマンドを選択します。例えば「線」コマンドを選べば、作図領域でクリックするごとに線分を描画できます。
「円」コマンドなら、中心点と半径を指定して円を作成します。コマンドの使い方を説明していきます。
線の使い方
Jw_cadで線を描くには、ツールバーの「線」コマンドを選択します。始点をクリックし、終点をクリックするだけで線が引けます。線の使い方を説明していきます。
- 線コマンドを選択
- 線を描く
水平・垂直な線の描き方
Jw_cadで水平または垂直な線を描くには、「線」コマンドを選択し、コントロールバーから「水平・垂直」の設定をします。線が水平か垂直方向に固定され、正確な直線を簡単に描画できる便利な機能です。
- 水平・垂直を設定する
- 水平・垂直な線を描く
長方形の描き方
Jw_cadで長方形を描くには、ツールバーの「矩形」アイコンを選択します。始点となる角を左クリックし、対角となる角を再度左クリックするだけで長方形が完成します。
数値を入力して正確なサイズで描きたい場合は、ツールバーの「短形」コマンドを選択し、コントロールバーの数値入力欄を利用します。
- 長方形の描き方
- 数値を入力して正確な長方形を描き方
円の描き方
Jw_cadで円を描くには、ツールバーの「円」アイコンをクリックします。まず、円の中心にしたい点を左クリックで指定します。次に、円の半径を指定するために、中心点から任意の距離にある点を再度左クリックします。これで基本的な円が描画されます。円の使い方を説明していきます。
- 円を描く
- 半径を指定して円を描く
円弧の描き方
Jw_cadで円弧を描くには、ツールバーの「円」アイコンをクリックし、コントールバーから「円弧」を選択し円弧を描きます。中心点と半径を指定する方法や、線分から接する円弧を描く方法もあります。
- 円弧を描く
- 中心と半径を指定して円弧を描く
- 線分から接する円弧を描く
図形の拡大と縮小の使い方
Jw_cadで図面を拡大・縮小するには、主にマウスホイールを使用します。ホイールを手前に回転させると縮小、奥に回転させると拡大表示されます。拡大と縮小の使い方を説明していきます。
- 図形の縮小
- 図形の拡大
図形複写の使い方
Jw_cadで図形を複写するには、まずツールバーから「複写」を選択し、図形を選択してから任意の場所に複写します。複写の使い方を説明していきます。
- 図形を複写
図形移動の使い方
Jw_cadで図形を移動させるには、まずツールバーから「移動」を選択し図形を選択ます。任意の場所に図形を移動します。移動の使い方を説明していきます。
- 図形を移動
図形を保存するための使い方
Jw_cadで作成した図面を保存するには、画面左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「保存」または「名前を付けて保存」を選択します。初めて保存する場合は「名前を付けて保存」を選びます。
保存先を指定するウィンドウが開くので、図面を保存したいフォルダを選択します。次に、「ファイル名」の欄に任意の名前を入力します。Jw_cadの標準的な保存形式は「JWW形式」です。描画の保存の使い方を説明していきます。
- 名前を付けて保存を選択する
- ファイル名を付けて保存する
Jw_cadのレイヤの使い方
Jw_cadのレイヤ機能は、図面を効率的に管理・編集するための重要な機能です。レイヤは透明なシートのようなもので、図形を種類や用途別に分けて描画できます。
例えば、建築図面であれば、構造、設備、仕上げなどを別々のレイヤに描画することで、表示・非表示を切り替えたり、特定の要素だけを選択して編集したりすることが容易になります。レイヤの使い方を説明していきます。
レイヤのイメージ
Jw_cadのレイヤは、透明なシートを重ねるイメージです。例えば、1枚目のシートに〇、2枚目に△といった具合に要素を分けて描画します。各シートは個別に表示・非表示を切り替えられるため、必要な情報だけを表示したり、特定の要素だけを編集したりするのに便利です。
図面を整理し、効率的な作業を可能にする機能です。
- レイヤのイメージ
- レイヤの説明
- レイヤの状態を説明
Jw_cadは何度も使い操作に慣れることが重要なので、つまずいたらセミナーでプロに教わるのがおすすめです。ぜひこの機会にJw_cadが学べるセミナーに参加してみてください。
Jw_cadファイルの使い方
Jw_cadで主に扱われる図面ファイル形式には、「.jww」と「.jwc」があります。.jwwはWindows版Jw_cadの標準形式で、多くの作図情報や設定を保持します。.jwcは旧バージョンの形式ですが、現在でも読み込みは可能です。Jw_cadファイルの種類と説明をしていきます。
Jw_cadファイルの種類と説明は以下の通りです。
ファイルの拡張子 | ファイルの種類 | 説明 |
.jww | Jw_cad図面ファイル | Windows版Jw_cadの標準的な図面保存形式。 |
.jwc | 旧Jw_cad図面ファイル | 古いバージョンのJw_cadで使用されていた図面保存形式。 |
.dxf | DXFファイル | 異なるCADソフトとのデータ互換に広く用いられる形式。 |
.sfc | SFCファイル | 建築分野で構造計算データとして用いられる形式。 |
Jw_cadの使い方が学べるセミナー
Jw_cadを学びたいけどWeb上にはたくさんの情報があり、どれが自分に合っているのか判断するのは難しいですよね。
Jw_cad基礎セミナーでは、プロの講師が厳選した内容を体系的に学ぶことができます。Jw_cadを触ったことがない初心者でも受講できる優しいセミナーとなっています。
ではどんなことが学べるのかというと、以下のようになっております。
- Jw_CADの基本操作と初期設定
- オブジェクトの作成(線/円/矩形/連線/2線/中心線など)
- オブジェクトの選択(基本/範囲選択/属性選択など)
- 作図補助機能の使い方(目盛とスナップ、クロックメニューなど)
- オブジェクトの編集(面取り/複線/消去/移動/包絡/パラメトリック変形など)
- レイヤと属性(レイヤの設定/オブジェクトの属性)
- 図面への注釈:文字(文字/編集/文字種設定)
- 図面への注釈:寸法(寸法/寸法設定/直列寸法/並列寸法)
- レイアウトの作り方(用紙枠の表示/レイヤグループの尺度)
- 図面比較機能
- データ管理・活用(他図面の活用・コピー)
上記の内容を実践形式で学ぶため受講後はすぐに実務で活用することができます。未来のキャリアに必要なスキルを、是非身につけましょう。
セミナー名 Jw_cad基礎セミナー 運営元 ProSkilll(プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
Jw_cadの使い方まとめ
今回はJw_cadの使い方を手順に沿って詳しく解説しました。Jw_cadは一見難しそうですが、手順を踏んで行えば初心者でも十分行うことができます。Jw_cadは、使ってみることが一番大事なことですので、インストール方法を説明していますので使ってみてください。
ただ、Jw_cadは何度も使い操作に慣れることが重要なので、つまずいたらセミナーでプロに教わるのがおすすめです。ぜひこの機会にJw_cadを始めてみてください。
