近年、需要が高まっているCADオペレーターでは未経験者を含め転職活動を行う人が増えています。
しかし、未経験者であればライバルも多く難しいのでは?資格やスキルがなくても大丈夫?と疑問に思う方もいるでしょう。
CADオペレーターの転職を成功させるには、採用試験における「志望動機」のポイント・書き方を抑えておく必要があります。
本記事では、CADオペレーターの志望動機の書き方を例文を交えて解説します。NG例も交えて解説しますので本記事を参考に志望動機を完成させましょう。
そもそもCADオペレーターとは?
志望動機を書く際にはCADオペレーターの仕事内容を深く理解しておく必要があります。
そもそもCADオペレーターとは、CAD(コンピューター支援設計)というソフトウェアを使用し、設計図をコンピューター上で作成・修正・調整する仕事です。
CADオペレーターのほとんどは、設計士やデザイナーの指示に従い設計図の修正・調整の役割を担います。また、ものづくり現場において活躍するCADオペレーターですが、多くは製造業・建設業・土木業に従事します。中には、インテリアや服飾のデザインを担う方もいますが、ごく一部でしょう。
志望動機を書く前には自身が希望する業界の知識も必要になるため、どの職種のCADオペレーターを目指すのか理解を深めておきましょう。
志望動機を書く前に抑えておくべきポイント
CADオペレーターとして、書く前に抑えておくべきポイントを3つ紹介します。
- 応募先企業の魅力と理由を明確にする
- 実体験や経験を具体的に書き出しておく
- 今後の目標を決めておく
応募先企業の魅力と理由を明確にする
自身が転職を希望する企業の魅力や理由を明確にしておきましょう。多くの企業がCADオペレーターの募集をしている中で「なぜその企業ではいけないのか」を明確に伝える必要があります。
具体的な例としては、「積極的に資格支援を行なっているから」「応募先企業ならではのサービスに携わりたい」などが挙げられます。中には「給料が高い」「立地がいい」などありますが、志望動機としてはNGです。
応募先企業の「企業理念」や「サービス事例」などを確認し考えると、書きやすいのでおすすめです。
実体験や経験を具体的に書き出しておく
志望動機を書く際には自身が入社することで「企業にどのような利益をもたらすのか」を書く必要があります。
そのためには、過去の実績や経験を具体的に書き出しておきましょう。例えば「CADオペレーターとして5年ほど〇〇社に従事しており、(製品名)などの設計に携わりました」と具体的に書き出しておきましょう。
もし、実績や経験がない場合は他の職種の実績や経験でも構いません。CADオペレーターの仕事内容と関連する共通点を見つけ繋げていきましょう。
今後の目標を決めておく
企業が採用するポイントの1つとして、向上心があるかを重要としています。
そのため、今後の目標を具体的に書き出しておきましょう。例えば、「いずれはCADオペレーターではなく、設計士を目指したい」「〇〇製品の設計に携わりたい」などは向上心があると採用確率は高くなります。
もし、今後の目標がない場合は自己分析を行い、自分がやりたいことなど探してみましょう。
CADオペレーターの志望動機の書き方
CADオペレーターの志望動機の書き方は下記の順序で記載しましょう。
- 結論
- 具体的な内容
- 入社後の抱負
①結論
まずは「なぜ応募したのか」簡潔にまとめましょう。この結論においては、応募先企業が求めている人材と合致すると良いでしょう。
また、結論は長くならないようにしましょう。
未経験の場合は、CADオペレーターを目指そうと思ったキッカケを考えましょう。
②具体的な内容
結論で書き出した内容に繋げて具体的な内容を書いていきます。
例えば「貴社がこれまでに携わった製品設計に〜志望しました」と書き出しを始めた場合、志望した内容や自身の経験や実績と結びつけて具体的に書きましょう。より具体的な内容を書くことで「自社のことをよく調べている」と印象付けを行えると同時に、志望意欲の高さをアピールできるでしょう。
③入社後の抱負
最後に入社後の抱負、いわゆる締めくくりを書きます。結論よりは文字数を多く記載しますが、簡潔に自身が入社した際の企業側にもたらすメリットを記載しましょう。
締めくくりで「学ばせてください」というスタンスで書く方がいますが、企業任せの内容に聞こえるうえに企業は学校ではないためNGです。企業側のメリットを記載できればプラスの評価へと繋がるでしょう。
志望動機の例文
ここからはCADオペレーターの志望動機例文を、
- 未経験者の場合
- 経験者の場合
に分けて解説します。
未経験者の場合
そのため、独学でもCADに関する勉強をしている、資格は持っているなど意欲を見せポテンシャルがあることを伝える必要があります。
経験者の場合
CADオペレーターの志望動機を書くときに注意する点
CADオペレーターの志望動機を書くときに注意する点は以下の3点です。
- コピペはしない
- 指定文字数に従う
- 誤字脱字に気をつける
コピペはしない
CADオペレーターの志望動機の書き方や例文などWeb上にも少ないことから、コピペをしたい気持ちはわかりますがNGです。
コピペをしても調べられますし、自身の言葉ではないことから面接で失敗するでしょう。あくまでも例文は構成や書き方を学ぶものであり、志望動機は自身が思っていることや感情を正直に丁寧に書きましょう。
指定文字数に従う
志望動機は原則、指定文字数が決められていることがほとんどです。そのため、指定文字数に対して過剰にオーバーする、もしくは文字数が極端に少ないことはNGです。また、文字数を増やそうと接続詞や漢字をひらがなに変換してしまうと、文章が不自然になるためNGです。
どうしても指定文字数に達しない場合は先ほど「CADオペレーターの志望動機の書き方」で解説した構成ごとに自身で文字数を決めて書いてみましょう。
誤字脱字に気をつける
志望動機で誤字脱字は「就職しても仕事を雑にするのではないか」とマイナスな評価を受ける要因になります。
志望動機を書く際は入念なチェックを行い、漢字に変換できる部分は変換しましょう。ただし、難しい漢字を使用する必要はありません。志望動機を提出する前には友人や両親にチェックをしてもらうことで文章デザインも良くなるでしょう。
CADオペレーターの志望動機に関するQ&A
CADオペレーターの志望動機に関するQ&Aをまとめてみました。
どこの企業でも使用できる志望動機も企業に動機が伝わりずらくなるため、企業ごとに自身の言葉で書きましょう。
志望動機を書く前には自己分析を行い、自身にCADオペレータとしての適性があるか確認しましょう。CADオペレーター向いている人の特徴は下記記事を参照ください。
CADオペレーターの志望動機はポジティブに書こう
CADオペレーターの志望動機は未経験者・経験者ともに書き方やポイントをおさえ簡潔にわかりやすく書きましょう。
また、よくありがちな志望動機として「給料が安かった」「残業時間が多かった」など前職の評価を下げるような発言は控えましょう。
もし、仮に「残業時間が多かった」などが理由だとしてもポジティブな内容に言い換えて、志望動機を書いてください。本記事を参考に転職を成功させましょう。