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AI notionAIとは

【2024】Notion AIとは?利用料金や機能、活用事例まで解説

オールインワークスペースのドキュメントツールNotionから、2022年11月にNotion AIの機能が提供開始されました。

文章作成を効率化できると話題ですが、どのように使うのでしょうか?
さまざまなAIツールが登場する中で、どのような時にNotion AIを活用すべきなのでしょうか?
今回はNotion AIの利用料金や機能、活用事例まで解説します。

Notionとは


Notionとは、米国のNotion Labs.が開発した多機能ドキュメントツールです。
メモやタスク、データベースなどを一元管理でき、ドキュメントやエクセルなどの機能が搭載されたオールインワークスペースとなっています。また、カスタマイズも可能です。

Notionは全世界3,000万人以上のユーザーに利用されているツールです。

2022年6月に日本法人Notion Labs Japanが設立され、2022年11月には日本語版ツールが正式にリリースされました。個人・法人問わずに利用されており、株式会社サイバーエージェントや三菱重工株式会社なども導入しています。

その他似たようなAIにBing AIがあります。そちらは下記より詳しくご覧ください。

【2023】Bing AIとは?仕組みや機能、ChatGPTとの違いまで解説

Notionの利用料金

Notionの料金プランは4つあります。

契約者 プラン名 料金 機能
個人 フリー 無料
  • 同時編集
  • SlackやGitHubとの連携
  • ページアナリティクス
  • 7日間のページ履歴
  • 10名までのゲスト招待
プラス 8ドル(約1,200円)
  • フリープランの全機能
  • チームで使用できる無制限ブロック
  • 無制限ファイルアップロード
  • 30日間のページ履歴
  • 100名までのゲスト招待
法人 ビジネス 15ドル(約2,200円)
  • プラスプランの全機能
  • SAML SSO
  • プライベートチームスペース
  • PDFの一括エクスポート
  • 高度なページアナリティクス
  • 90日間のページ履歴
  • 250名までのゲスト招待
エンタープライズ 要お問い合わせ
  • ビジネスプランの全機能
  • ユーザープロビジョニング
  • 高度なセキュリティ設定
  • 監査ログ
  • カスタマーサクセスマネージャー
  • ワークスペースアナリティクス
  • 無制限のページ履歴
  • 250名までのゲスト招待

Notionのアカウント作成方法

Notionのアカウント作成方法は以下の通りです。

1.Notionにアクセスをする

無料でNotionをダウンロードのボタンを押す
出典元:『Notion』

2.「無料でNotionをダウンロード」を押す

Notionにアクセスをする
出典元:『Notion』

 

3.メールアドレスを入力して「メールアドレスをログインする」を押す

メールアドレスを入力して「メールアドレスをログインする」を押す
出典元:『Notion』

4.Notionログインコードを取得する

Notionログインコードを取得する
出典元:『Gmail』

 5.ログインコードを入力して「ログインコードで続ける」を押す

ログインコードを入力して「ログインコードで続ける」を押す
出典元:『Notion』

6.Notionの利用用途を選択して「続ける」を押す

Notionの利用用途を選択して「続ける」を押す
出典元:『Notion』

7.Notionにログインができたらアカウント作成の完了

Notionにログインができたらアカウント作成の完了
出典元:『Notion』

Notion AIとは


Notion AIは、Notion内の文章作成を効率化するAIアシスタントサービスです。

2022年11月に完全招待性のプライベートアルファ版が提供されて、2023年2月に正式版がリリースされました。

Notionに保存しているデータを活用して文章を作成できます。そのため、社員研修プログラムの作成などに使用する企業が増えています。

Notion AIの利用料金

プラン 料金
フリー 無料
プラス 月払い:月額$10/ユーザー

年払い:月額$8/ユーザー

ビジネス 月払い:月額$18/ユーザー

年払い:月額$15/ユーザー

エンタープライズ お問い合わせ

Notion AIの使い方

Notion AIの使用方法は、以下の通りです。

1.Notion AIにアクセスする

Notion AIのページにアクセスする
出典元:『Notion AI』

2.「無料でNotionをダウンロードする」を押す

「無料でNotionをダウンロードする」を押す
出典元:『Notion AI』

 3.「ページを追加」を押す

「ページを追加」を押す
出典元:『Notion AI』

4.「/」でコマンドを呼び出してAI機能を利用する

コマンドを呼び出してAI機能を利用する
出典元:『Notion AI』

Notion AIの機能

Notion AIの機能を活用すれば、以下のようなことができます。

アイデア出し

アイデア出し
出典元:『Notion AI』

「/」でコマンドを呼び出し「アイデアのブレインストーミング」を押せば、さまざまなアイデアを出してもらえます。製造会社の部品調達で価格交渉するときのアイデアとして、以下のようなアイデアを出してもらうことができました。

ブログ記事の作成

ブログ記事の作成
出典元:『Notion AI』

「/」のコマンドを呼び出して「AIに文章作成を依頼」を選んで、テーマを伝えれば、文章を作成してくれます。製造DXとは何かをテーマに作成してもらいましたが、精度の高い文章を作成してもらえました。

ブログ記事のリライト

ブログ記事のリライト
出典元:『Notion AI』

コピーペーストした文章を選んで「AIに依頼する」を選び、AIにリライトを依頼すれば、文章を改善してもらえます。リライト記事は言い回しを変えてもらえるなど軽微なものを得意としている印象です。

文章の要約

文章の要約
出典元:『Notion AI』

コピーペーストした文章を選んで「AIに依頼する」を選び、要約を依頼すれば、内容を簡単にまとめてもらえます。要約文を長くする、短くするなど改善することも可能です。
何ページもの資料の要点を掴みたいときに活用できます。

多言語翻訳

多言語翻訳
出典元:『Notion AI』

コピーペーストしたテキストを選択した状態で「AIに依頼する」を選び「翻訳」を依頼すれば、他の言語で文章を作成し直してもらえます。
「英語」「韓国語」「中国語」「スペイン語」など全部で14種類の言語に翻訳できます。

ガントチャートの作成

出典元:『Notion AI』

プロジェクトのスケジュールを入力して、AIコマンドを呼び出し「Mermaidでガントチャートにして」と依頼するとガントチャートを作成してもらえます。
ガントチャートの作成業務を効率化できます。

タスク管理

Notionでタスク管理をしていけば、「今日のタスクを教えて」と指示すれば、やるべきことを把握できます。Notionを上手く活用すれば、タスクの抜け漏れを防止することができます。

Notion AIを使うときの注意点

Notion AIを使用するときは、以下の点に注意してください。

無料トライアルには回数の上限がある

無料トライアルが提供されていますが、1ユーザー20回までtと使用回数に制限されています。
無料体験ができるように20回まで使用できますが、それ以降は有料プラン(10ドル:約1,480円)にならなければ使用できません。

正確性が保証されているわけではない

AIで生成される文章には、正確性が保証されているわけではありません。
誤った情報が出力される可能性があったり、不適切な表現が生成されたりすることもあります。
そのため、人間の目でもチェックするようにしましょう。

Notion AIが最適とは限らない

文章作成を効率化するNotion AIですが、利用用途次第でAIを使い分けた方が良いでしょう。
例えば、AIが作成した文章のエビデンスを確認したい方は、出典元を明記してくれるBing AIがおすすめです。文章を作成できるAIはBing AIなどもあるため、それぞれの特徴を理解した上で使い分けるようにしましょう。

Notion AIとChatGPTの違い

Notion AIとChatGPTの違いは4つあります。

アルゴリズム

Notion AIとChatGPTはどちらも高度な自然言語処理技術を用いた人工知能です。
しかし、アルゴリズムが異なり、生成される文章が異なります。

Notion AIはNotion内の大量のテキストデータを学習した上での文章作成が得意です。
その一方で、ChatGPTはチャットボットとして利用されることが多く、大規模な会話データから学習した上での文章作成を得意としているため、生成される文章が異なります。

機能

Notion AIはタスクの生成やデータを活用したデータ分析ができます。

その一方で、ChatGPTは文章作成に対応してもらえますが、タスクの生成やデータを活用したクリティカルな分析は行えません。

料金

Notion AIが月額10ドル(約1,480円)ChatGPTが月額20ドル(約2,960円)です。
ChatGPTの料金体系が高いですが、一部の機能であれば完全無料で利用できます。

Notion AIは無料トライアルが用意されていますが、20回使用したら有料プランにならなければ利用できません。

環境

Notion AIはNotion内でしか基本的に使用できません。
つまり、ユーザーの利用環境としてNotion内部に限定されています。

その一方で、ChatGPTはAPIが用意されています。
近頃は、LINEとAPIを連携して便利なチャットサービスなどが開発され始めてきました。
このように外部連携を考えている場合はChatGPTを活用するとよいでしょう。

Notion AIを活用する企業事例

Notion AIを先駆けて活用している企業は、どのように利用しているのでしょうか?
ここではNotion AIを活用する企業事例をご紹介します。

株式会社NTTデータグループ

株式会社NTTデータグループ
出典元:『株式会社NTTデータグループ』

株式会社NTTデータグループは、データ通信やシステム構築事業を行うシステムインテグレーターです。

同社のソリューション開発チームは多くのプロジェクトを動かしているため、ナレッジが属人化しやすいという課題を抱えていました。ナレッジなどの情報の透明性を高めるために、2022年4月にNotion、2023年6月にNotion AIを導入しました。

同社はドキュメントの校正や要約、英訳和訳、要点の洗い出しなどを活用しています。
とくにメールの校正はセルフ/ダブルチェックに加えてNotion AIにチェックさせ精度を上げているのです。

また、会議内容を文字起こしして、ネクストアクションを創出してもらうなど、AIアシスタントして上手く活用しています。同社は、Notion内のデータは機械学習に利用されることなくセキュリティ面で安心して使え、業務効率化ができて満足していると述べています。

SanSan株式会社

SanSan株式会社
出典元:『SanSan株式会社』

SanSan株式会社は、名刺管理アプリ「SanSan」やインボイス対応の請求書管理アプリ「Bill One」のサービスを開発・提供している会社です。全従業員の約3分の1に当たる500名がNotionの有料プランを保有しており、2023年7月からNotion AIを利用し始めました。

アイデアの整理ならChatGPTでも行えるが、蓄積した業務データをAIの対象データとして活用できることをメリットに感じたためです。データベースに合わせてAIがデータのプロパティを追加、整理できる点を魅力に感じ、同社はAIを使用する前提でデータを管理しています。
同社は翻訳や要約の機能を中心に活用していて、従業員にAIに慣れてもらうことを優先しています。

Notion AIについてまとめ

Notion AIは、ワークスペースのNotion内のAIアシスタントサービスです。
文章の作成、校正をはじめ、タスク管理やガントチャートの作成などができます。

Notion内のデータを活用して文章が作成でき、セキュリティ面で安心して利用できることから、大企業やスタートアップ企業を中心に活用され始めています。

この記事では、Notionのアカウント作成方法からNotion AIの活用方法までご紹介しました。
文章作成業務を効率化したいとお考えの方は、これを機会にNotion AIを活用してみてください。

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