AutoCADを契約した(契約する予定がある)という人のなかには、CADソフトを操作するのが初めてで、うまく活用できるか不安だという方もいるでしょう。また、AutoCADの基本機能をしっかりと学び、業務効率化を図りたい人も多いはずです。
そこでこの記事では、AutoCAD講習でおすすめの「AutoCAD基礎セミナー講習」について詳しくまとめました。参加条件や学習できる内容も含めてわかりやすく解説します。
AutoCAD基礎セミナー講習に参加しよう
AutoCADの基礎知識・基本操作をマスターしたいなら、Autodesk公式が提供している「AutoCAD基礎セミナー講習」に参加しましょう。AutoCAD基礎セミナー講習は初心者から参加できる講習であり、以下に示す3つの方法でAutoCADについて学べます。
- 会場受講(東京・名古屋・大阪)
- ウェビナー
- eラーニング
お住まいから会場が近い場合には、プロ講師から直接ノウハウを学べる「会場受講」を検討すると良いでしょう。また、会場までの距離が遠い場合には、オンラインで受講できる「ウェビナー」、録画された映像を見ながら学習できる「eラーニング」を利用するのがおすすめです。
受講方法 | 料金(税込) |
会場 | 38,500円 |
ウェビナー | 38,500円 |
eラーニング | 27,500円 |
また上記と同じ価格で、eラーニングはないものの、AutoCAD自動化を2日間で習得できる以下のセミナーもあります。初歩的なことから、応用的なスキルも着実に身に着けられるよう、実務シーンにそった課題を解きつつ学べます。高効率かつ高精度な作業ができるエンジニアを目指すなら、あわせて検討されてみてはいかがでしょうか。
AutoCAD基礎セミナー講習の魅力
AutoCAD基礎セミナー講習とほかのAutoCAD関連のセミナーとの違いがわからないという方向けに、2つの魅力を紹介します。
2日間の短期集中でAutoCADを学べる
AutoCAD基礎セミナー講習は2日間の短期集中コースでAutoCADを学べるカリキュラムが組まれています。参考として、学習内容を以下にまとめました。
日付 | カリキュラム |
1日目 | AutoCADの基礎である「画面操作・初期設定」 作成の手順を学ぶ「オブジェクト作成の基礎」 AutoCADのメインである「図面の作図」 図面のクオリティを高める「作図補助機能の使い方」 |
2日目 | 作図スキルを高める「高度な図面作成」 作業効率化に役立つ「テンプレート作成・活用」 個人・チームで活用する「データ管理」 便利なデータを取り込む「外部データ読み込み」 作図・チェックを効率化できる「図面比較機能」 印刷に必須の「ビューポート作成」 |
1日目は初心者からAutoCADの全容や基本操作、そして2日目は1日目で学んだことを活かした中級者向けの知識を学べます。実際にPCに導入されたAutoCADを操作しながら講習を受けるので、座学よりも自身の記憶に定着させやすいのが魅力です。
オリジナル教材を入手できる
AutoCAD基礎セミナー講習に参加すると、無料で228ページものボリュームの「AutoCAD完全攻略セミナーガイド」を入手できます。
講習のなかで説明された情報が詳しくまとめられているので、セミナー受講後にいつでも復習が可能です。画像付きでわかりやすく説明がまとめられているため、ぜひ学習用として保管しておきましょう。
また、これからAutoCADを導入する予定の方は、以下の記事をチェックしてみてください。
AutoCAD講習に参加するのがおすすめな人
AutoCAD基礎セミナー講習を含め、国内ではさまざまなAutoCAD講習が開催されています。
しかし、時間とお金をかけて参加する必要があるのか不安を感じている方も少なくないはずです。
そこで本項ではAutoCAD講習に参加すべき人の特徴や状況について紹介します。
AutoCADを導入したばかりの初心者
AutoCADを導入したのは良いものの、使い方がわからずにお困りの初心者は、AutoCAD講習に参加するのがおすすめです。
AutoCADは継続的に費用がかかるサブスプリクション制のアプリケーションなので、じっくりと練習をする分だけ費用がかかります。対して講習を受講して効率よく基礎知識・基本操作をマスターすれば、練習時間にかかった分だけのサブスプリクション費用を還元できるのが魅力です。
講習では、AutoCADの基礎知識、搭載されている機能のほか、機能を使った練習などを含めて実施します。「導入したのはいいけれど、右も左もわからない」「練習だけのためにソフト利用料を払い続けるのはもったいない」と感じている方は、ぜひ講習に参加してください。
AutoCADを使用する会社に入社した新入社員
AutoCADを業務で利用する会社に入社した新入社員は、すばやくAutoCADの業務に慣れるため、講習に参加するのがおすすめです。参考として、対象となる業種をまとめました。
- 建築
- 土木
- 機械
- 製造
- メンテナンス
AutoCADは、エンジニアや設計者として働く人たちが頻繁に利用するアプリケーションです。
「入社する会社でAutoCADを使うらしい」「入社した会社でAutoCADを使う必要があるけど何もわからない」という新入社員の方は、ぜひAutoCAD講習に参加してみてください。
新たにAutoCADを使う業務が発生した会社
事業開拓などで新たにCADソフトを用いた事業がスタートしたのはよいものの、自社にAutoCADを操作できる人材がいないとお悩みなら、講習に参加してプロからノウハウを学ぶのがおすすめです。
例えば、関係者一同でAutoCAD講習に参加するのはもちろん、担当者がひとりAutoCAD講習を受講し、学んだ知識を社内に共有するといった方法を取ることで、業務に対応しやすくなります。
AutoCAD講習の多くは団体参加に対応しているので、急いで業務に対応しなければならないという場合には、講習を活用してみてください。
AutoCAD講習と独学との違い
AutoCADの学習にお金をかけたくない人のなかには、独学でどうにか知識をつけようと考えている方も多いでしょう。しかし、AutoCAD講習と独学を比べるとさまざまな面に違いがあります。
費用の違い
AutoCAD講習と独学における費用の違いをまとめました。
AutoCAD講習(2日) | 独学(3ヶ月) | |
初期費用 | 講習費:38,500円 | 導入費:8,800円×3ヶ月 |
追加費用 | なし | 書籍購入費:2,000~5,000円 |
人件費(会社の場合) | 2日分 | 3ヶ月分 |
講習にかかる費用だけを見れば高額だと感じますが、独学をするためにかかる学習期間や書籍の購入費、また学習にかかる人件費(会社の場合)を考慮すると、独学のほうが高額になりやすいです。
独学でAutoCADを学ぶ場合、約3ヶ月間が必要だと言われているため、2日間の短期間で基本機能・操作をマスターできるAutoCAD講習を受講することをおすすめします。
学習効率の違い
AutoCAD講習と独学を比べた場合、講習のほうが学習効率が高いとご存じでしょうか。
まず独学の場合は、書籍を購入しても自分の求めている情報が掲載されているのかわかりません。
また文章や画像だけではわからないことが多く、途中で挫折してしまったり、学習が長期化してしまったりする恐れがあります。
対してAutoCAD講習は、経験豊富なプロ講師が、学習のポイントを押さえてカリキュラムを組んでいます。話を聞くだけで勉強になるのはもちろん、実際に操作をしながらAutoCADを学ぶため効率よくノウハウが身に付くでしょう。
AutoCAD基礎セミナー講習の場合、2日間でAutoCADの基礎、応用が身に付くので効率よく知識を身に付けたい方は、講習に参加することをおすすめします。
一度自分でAutoCADを操作してみたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
AutoCAD講習は無料・有料のどちらがいい?
AutoCAD講習は無料で提供されているもの、有料で提供されているものの2種類が存在します。
一見すると、無料で参加できる講習のほうがお得だと感じますが、必ずしもそうとは限りません。
参考として、無料講習がおすすめなケース、有料講習がおすすめなケースについて紹介します。
無料講習がおすすめなケース
AutoCADの無料講習は、次の条件にあてはまる人におすすめです。
- 自分で最適な講習を見つけられる
- 自分で応用ができる
無料講習は、無料であるがゆえに「自身の状況とは関係のない説明が多い」「説明してもらえる情報が一部に限られている」といったケースも少なくありません。
参加してみたのは良いものの、後から関係のない内容だと気づくケースもあるので、本当に参加すべき講習なのかを自分で判断できる人は無料講習でも問題ないでしょう。
また、無料講習で教えてもらえる情報は一部に限られています。
応用操作などを教えてもらえないケースが多いため、応用については自己学習が必要になるかもしれません。
有料講習がおすすめなケース
AutoCADの有料講習は、次の条件にあてはまる人におすすめです。
- AutoCADのことがまったくわからない
- 基礎・応用も含めて学びたい
- どの講習を選んで良いかわからない
例えばAutoCAD基礎セミナー講習は、初心者から基礎・応用を学べるカリキュラムで構成されています。参加するだけでAutoCADの全体像がわかるため、知識・操作方法などがわからない人や、どのような講習に参加すべきか悩んでいる人に最適です。
ただし、基礎から説明のある講習であるため「すでにAutoCADの知識がある」「上級者向けの機能・仕組みを教えてほしい」という場合には、講習の内容に物足りなさを感じるかもしれません。
AutoCAD講習についてまとめ
AutoCADの機能や基本操作がわからないという方は、効率よくAutoCADを理解するために講習に参加するのがおすすめです。AutoCAD基礎セミナー講習はもちろん、国内ではさまざまな講習が開催されているので、気になるセミナーを探し始めてみてください。