AutoCADの知識や操作を学ぶために、問題集を探している人も多いでしょう。
しかし、AutoCADの勉強に使える問題集の数が多く、どの参考書を利用すべきかお悩みの方もいるはずです。
そこでこの記事では、AutoCADの学習に役立つおすすめの問題集を5つ紹介します。
土木・建築従事者向けはもちろん、初心者向けの問題集も掲載しているので、相性の良い参考書がないかチェックしてみてください。
AutoCAD初心者におすすめの問題集5選
AutoCADを使い始めたばかりの初心者向けに、おすすめの問題集を5つ紹介します。
それぞれ、目的や学習範囲が異なるので、自分に合う問題集を選んでみてください。
Autodesk AutoCAD 2025公式トレーニングガイド
「Autodesk AutoCAD 2025公式トレーニングガイド」は、AutoCADの提供元であるAutodeskが販売している問題集です。
基本的な操作の解説があることはもちろん、実際に操作をしながら学べる問題集も掲載されており、参考書を購入することでビデオ形式の演習問題を無料でダウンロードできます。
・動画形式で演習問題を練習していきたい人
書籍の名称 | Autodesk AutoCAD 2025公式トレーニングガイド |
提供元・出版元 | Autodesk |
料金(税込) | 4,950円 |
AutoCAD練習問題 Ver2.5
「AutoCAD練習問題 Ver2.5」は、株式会社コステックが提供している問題集です。
汎用的なCAD図面の問題集が掲載されており、ページに掲載されている図面を見ながら、実際に同じ図形を作図していくというシンプルな内容で構成されています。
・いろんな図面の作成にチャレンジしたい人
自分で考えながら作図をする必要があるため、基礎知識を理解している中級者向けの問題集だと覚えておきましょう。
書籍の名称 | AutoCAD練習問題 Ver2.5 |
提供元・出版元 | 株式会社コステック |
料金(税込) | 1,760円 |
AutoCADで3Dを使いこなすための97の方法
「AutoCADで3Dを使いこなすための97の方法」は、3Dモデリングの学習を目的としてエクスナレッジから出版されている問題集です。
3Dモデリング機能を1つずつ丁寧に解説してあることはもちろん、機能操作の方法を合計97つ紹介してあるため、解説書と利用できることはもちろん、解説を隠せば問題集としても利用できます。
・解説付きの問題集でAutoCADを勉強したい人
書籍の名称 | AutoCADで3Dを使いこなすための97の方法 |
提供元・出版元 | エクスナレッジ |
料金(税込) | 3,960円 |
AutoCAD 練習帳 作図練習編 100問
「AutoCAD 練習帳 作図練習編 100問」は、作図の練習に特化したIndependently published出版の問題集です。
合計100問が収録されており、各問題には難易度が掲載されています。
また解説ありの問題だけでなく、解説なしの「レベルアップ問題」も掲載されているため、最後まで学習することによりAutoCAD操作のレベルアップが可能です。
・解説なしの問題にもチャレンジしてみたい人
書籍名称 | AutoCAD 練習帳 作図練習編 100問 |
提供元・出版元 | Independently published |
料金(税込) | 3,520円 |
2024年度版 建築CAD検定試験公式ガイドブック
「2024年度版 建築CAD検定試験公式ガイドブック」は、建築CAD検定試験を受けたい方向けにエクスナレッジから出版されている建築従事者向けの問題集です。
資格試験の概要や出題される問題の解説があるほか、掲載されている問題集はすべて試験で登場した過去問です。実際の試験問題を体験しながらAutoCADの作図スキルを学べます。
・建築従事者向けの問題集を探している人
書籍名称 | 2024年度版 建築CAD検定試験公式ガイドブック |
提供元・出版元 | エクスナレッジ |
料金(税込) | 3,520円 |
AutoCADの問題集で勉強できない人はセミナーがおすすめ
「AutoCADの問題集の内容がよくわからない」「AutoCADのプロに操作や機能を学びたい」と考えているなら、問題集とは別にセミナーに参加するのがおすすめです。参考として、セミナーでは以下に示すAutoCADの知識・機能を学べます。
- AutoCADの基礎知識
- 基本的な操作方法
- 作図機能・編集機能
- 業務で利用する一連の作業の流れ
もし短期間でAutoCADのスキルアップを目指したいなら、2日間のカリキュラムが組まれている以下のセミナーに参加するのがおすすめです。会場参加はもちろん、ウェビナー、eラーニングにも対応しています。
また、セミナーに参加するメリット・デメリット、選び方を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。おすすめの講習会も紹介しているので、参加してみたい方は概要を確認してみましょう。
AutoCAD問題集以外での勉強方法
AutoCADの勉強は、問題集だけではなく次の方法でも学べます。
- 学習コンテンツを発信しているWebサイト
- YouTubeといった動画コンテンツ
- Autodeskの公式マニュアル
例えば、企業や有志の方が無償でAutoCADの学習コンテンツを公開している場合があります。
公開されているページをチェックするだけで基本操作などを学べるため、問題集のひとつとして利用できるでしょう。
自己学習ができる人は、上記のコンテンツを使ってAutoCADのスキルを身に付けることが可能です。お金をかけずに独学から始めたい方は、ぜひ上記の教材を利用してみてください。
AutoCADの問題集の選び方
複数あるAutoCADの問題集のなかから、どれを選んで良いかわからないとお悩みの方向けに、問題集を選ぶポイントを2つ紹介します。
自分のレベルに合う問題集を選ぶ
AutoCADの問題集を探す際には、その参考書が自分のレベルに合っているのかを確認しましょう。
例えば、AutoCADに触り始めたばかりの初心者は、基礎的な説明や詳しい解説が掲載された問題集を選ぶのがおすすめです。逆に、AutoCADの基礎知識を理解している中級者なら、問題だけが掲載された参考書を購入して問題ありません。
自分のレベルに合わない問題集を購入すると、難しいせいで挫折する恐れがあります。
AutoCADの勉強を継続するためにも、参考書の目次などを見ながら目的に合う問題集なのかをチェックしてみてください。
口コミ・評判を参考にして選ぶ
自分でAutoCADの問題集を選べない方は、販売ページなどに掲載されている口コミ・評判を参考にするのがおすすめです。例えば、口コミ・評判には次の情報が掲載されている場合があります。
- 問題集のわかりやすさ
- 学習ペース
- 各章の内容
口コミや評判を見るだけで、その問題集が自分の求める内容なのかをチェックできます。
初めて問題集を購入するという方は、まず口コミ・評判をチェックしてみるのが良いでしょう。
AutoCADの問題集を利用するための準備
AutoCADの問題集を使って勉強を始める際には、事前に次の準備が必要です。
- AutoCADの動作環境を満たすパソコンを用意する
- AutoCADをパソコンに導入する
- 学習期間を決める
AutoCADの問題集は、実際にAutoCADを操作しながら勉強することを想定しています。
AutoCADを導入しなければ学習できないため、事前にスペックを満たすパソコンを準備しておきましょう。
また、準備したパソコンにはAutoCADのソフトウェアを導入する必要があります。
AutodeskではAutoCADの30日無料体験が用意されているので、まずは体験版から利用してみましょう。
さらには、効率よく問題集で勉強をしたいなら、事前に学習期間を決めておくのがおすすめです。業務での利用、試験日などを目標として、1日にどれくらい勉強すべきかを計画してみてください。
学生としてAutoCADの導入を検討している人は、学生版を利用すると良いでしょう。
1年間の無償ライセンスを利用できるので、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
AutoCADの問題集についてまとめ
AutoCADの勉強・試験対策として利用できる問題集は豊富にありますが、その中から自分に合うものを見つけなければなりません。もし自分の目的に合う問題集を見つけたい方は、本記事で紹介したおすすめの参考書の利用を検討してみてください。
また、自己学習が難しいとお悩みなら、AutoCADの知識・操作方法を学べるセミナーに参加するのがおすすめです。効率よくスキルアップをするために、気になる参考書をチェックしてみましょう。