Jw_cadを導入したものの、初心者であるため使い方がわからないとお悩みではないでしょうか。またAutoCADといったソフトとはUIや操作性が違うことから、うまく操作できないと悩んでいる方もいるはずです。
そこでこの記事では、Jw_cad初心者に向けて、ソフトの基本操作や使い方を画像付きでわかりやすくまとめました。練習図面をもとに解説しているため、初心者レベルを脱出する参考にしてみてください。
Jw_cadとは?初心者向けに解説
Jw_cadとは、建築や設備の図面を2Dで作成できる日本製の無料CADソフトです。
AutoCADなどの有料ソフトと比べて、軽量で動作が速く、個人・中小企業・教育機関など幅広いユーザーから利用されています。
また、Jw_cadは初心者から使いやすいUIで構成されており、短期間の学習だけで操作や使い方をマスターしやすいのが特徴です。国土交通省の電子納品要領(CADデータ交換基準)にも対応しているため、費用を抑えながら設計業務に活用できます。
無料かつ高性能、さらに国産という3拍子が揃った2DCADソフトをお求めの方におすすめです。
なお「Jw_cadの基本操作や使い方がわからない」「実際に触ってみたけど理解できない」という方は、独学で挫折する前にセミナー講習で一連の使い方を学ぶのがおすすめです。
以下のセミナー講習では、初心者でも理解しやすい基本知識・実践スキルを、プロの講師から学べます。
セミナー名 Jw_cad基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
Jw_cadを使ってできること
Jw_cadを使い始めたばかりの初心者の方に知ってほしいのが、ソフトの主な用途です。
以下に、Jw_cadでできることを整理しました。
| 用途 | 特徴 |
|---|---|
| 建築用図面の作成 | 壁厚・寸法・線種などを自由に設定し、実際の製図感覚で操作できる |
| 機械図面の作成 | AutoCADに近い操作感で、精密な寸法指定にも対応できる |
| 配管図・電気図面の作成 | アクソメ図(斜視図)も簡単に表現できる |
| 天空図・日影図の作成 | 建築申請で必要な天空率・日影時間をCAD上で自動計算できる |
| パース(立体)図の作成 | グリッドを活用し、遠近感のある透視図や立体図を手描き感覚で作成できる |
| その他 | DXF出力・PDF印刷・画像保存(JPEG)など、他ソフトとのデータ共有にも対応している |
建築・機械・設備など、多様な分野の図面作成が可能です。
特に建築設計向けのコマンドが充実しており、天空図・日影図の作成やパース図の作成まで対応できます。
またCADソフト自体を初めて使う超初心者の方は、以下の記事でやるべきことや始めるメリットもチェックしてみてください。
Jw_cadの初心者向けの基礎知識
Jw_cadをこれから学ぶ初心者が理解しておきたいのが、画面構成と基本操作、ファイル形式の仕組みです。ここでは、実際の操作をイメージしながら、初心者でも迷わず作図できるように基礎を整理します。
- 画面構成
- 操作の流れ
- 使えるファイル形式
画面構成

Jw_cadの画面は、上の画像のように7つのエリアで構成されています。
| エリア名 | 特徴 |
|---|---|
| ①①’ツールバー | 作図・編集に使うコマンドが並ぶ場所 |
| ②メニューバー | 「ファイル」「作図」「設定」など全コマンドを網羅 |
| ③コントロールバー | コマンドの詳細設定を行うエリア |
| ④作図ウィンドウ | 図形を描くメインエリア |
| ⑤ステータスバー | 次に行う操作を案内するエリア |
| ⑥画面設定バー | レイヤ・尺度・用紙サイズ・倍率などを設定するエリア |
| ⑦クロックメニュー | マウスをドラッグして呼び出す円形ショートカットメニュー |
それぞれの役割を理解すると、作図や編集がぐっとスムーズになります。
操作の流れ

Jw_cadでは、クリック・ドラッグ・コマンド選択・数値入力・保存の5操作が中心です。
参考として、操作の流れをまとめました。
- 作図コマンドを選ぶ
- コントロールバーで数値や条件を設定する
- ステータスバーの案内に従う(始点をクリックなど)
- 右クリックでコマンドを終了する
- 保存・印刷する
特に「作図コマンド」「編集コマンド」の違いを理解すると、初心者でも短期間で習得できます。Jw_cadは、AutoCADと異なりメニュー中心の直感的操作が可能であるため、後述する使い方を見ながら、全体の流れを理解していきましょう。
使えるファイル形式
Jw_cadで使える主要ファイル形式は「.jww」「.jwc」ですが、DXF・SFC・PDFなど他形式への変換にも対応しています。AutoCADといった汎用型の有料CADソフトとの連携も可能です。
Jw_cad初心者向けの基本操作や使い方5つ(練習図面)
Jw_cadの使い方がわからない初心者向けに、5つの項目に分けて練習図面付きの使い方を基本操作として解説します。
- Jw_cadを起動して図面を新規作成する
- ワークスペースの表示設定をする
- 図形を作図する
- 寸法を挿入する
- 図面を印刷する
Jw_cadを起動して図面を新規作成する

まずJw_cadを起動したら、画面左上にある「ファイル>新規作成(N)」から、新しい図面を作成しましょう。
特に、新しくプロジェクトを始める場合は、まっさらなゼロベースの状態から図面をつくるのが一般的です。なお、社内でJw_cad用の図枠テンプレートや、過年度の貸与データなどがある場合には「ファイル>開く(O)」から起動できます。
コマンドを選択する

Jw_cadでは、画面左側にある作図コマンドを用いて図面を作成していきます。
特定のボタンを左クリックするだけで、すぐにコマンドを起動できます。
以下に、よく使うコマンドとその機能を整理しました。
| 頻出コマンド | 機能・用途 |
|---|---|
| /(線分) | 線分を挿入する |
| □(矩形) | 矩形を挿入する |
| ○(円) | 円や楕円を挿入する |
| 文字 | フォントを挿入する |
| 寸法 | 図形の任意箇所の寸法を挿入・表示する |
初心者の方は、実際に触れながら操作感を覚えていきましょう。
図形を挿入する

ここまで解説してきた基本操作や使い方をもとに、実際に練習図面を書いていきましょう。
上の画像は、初心者向けとして用意した簡単な平面図です。
以下の手順で図形を挿入してみてください。
- 矩形コマンドを選択して寸法(500,500)で図面を挿入する
- 円コマンドを選択して右クリックで中心点を選ぶ(矩形の端部)
- もう一度右クリックで円のサイズを決める(別の矩形の端部)
なお、Jw_cadでは左クリックで任意の点を選ぶ、右クリックで端点などにあわせるといった独自の機能が備わっています。左下のステータスバーを見ながら、実際に挿入してみてください。
初心者の方は、何度もいろんなパターンを試してみるのがおすすめです。
寸法を挿入する

続いて、前述した図形をベースに、寸法情報を挿入していきましょう。
なお、寸法入力は、Jw_cad初心者の方が混乱しやすいポイントですので、以下の手順を参考に挿入してみてください。
- 寸法コマンドを起動する
- 傾きを90度にする(垂直表示にするため)
- 寸法線(旗揚げ線)の基準位置を決める
- 起点を選ぶ(右クリック)
- 終点を選ぶ(右クリック)
この手順で500mmと表示されれば成功です。5つの操作をしなければならないため、いろんな場所に寸法を挿入して、手と頭に覚え込ませるのがおすすめです。
図面を印刷する

図面が完成したら、最後に印刷を行います。印刷はJw_cadの左上にある「ファイル>印刷(P)」から起動が可能です。PDFデータはもちろん、特定のプリンターへ送信して紙印刷もできるため、成果物のチェックや提出に役立ちます。
Jw_cadの初心者の方は、ここまで説明した基本操作を覚えておけば、他の機能に関する応用をきかせやすくなります。ぜひいろんなパターンでJw_cadを練習してみてください。
Jw_cadの初心者が気をつけたいポイント
Jw_cadの初心者は、いきなり操作や使い方を覚えるのではなく、事前に本項で紹介する注意点を理解しておくことが重要です。
- 我流で使い方を覚えるのは危険である
- 有料CADソフトとの違いも理解する
我流で使い方を覚えるのは危険である
まず、Jw_cadの初心者が次のような我流で使い方を覚えるのは好ましくありません。
- マニュアルなどを見ずになんとなくで操作する
- 機能の用途・目的を学ばずに練習する
たとえば、Jw_cadの全体像を覚えずに特定のコマンドだけ使えても、応用テクニックを使えないのはデメリットです。すぐに使い方がわからなくなり、初心者のうちに挫折するリスクがあります。
そのため、我流でJw_cadの使い方を学びたい初心者の方は、本記事はもちろんマニュアルや書籍、Jw_cadのフォーラム・相談室などを活用しながら、全体像を理解しながら学ぶことが大切です。
AutoCADといった有料ソフトとの違いも理解する

「なんとなく無料だから」という理由でJw_cadを導入した初心者は、事前にAutoCADといった有料のソフトとの違いを理解しておくことが大切です。たとえば、基本機能は備わっているものの、便利機能やカスタマイズ(拡張)機能などに乏しい場合があります。
| エリア名 | Jw_cad | 有料CADソフト (AutoCADを参考) |
|---|---|---|
| 2D作図 | ○ | ○ |
| 3Dモデリング | × | ○ |
| 拡張・カスタマイズ | × | ○ |
| 自動化機能 | × | ○ |
| 業界別機能 | △(主に建築系) | ○ |
また、Jw_cadは独自のUIで設計されたCADソフトであるため、他のCADソフトへ乗り換える際に、1から使い方を勉強しなければなりません。
Jw_cadで対応できない業務が出てくる場合もあるので、現在・将来を考慮したうえで、問題なく使えるのかを検討することからスタートしましょう。
もしAutoCADの導入を検討したい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
Jw_cad初心者向けの失敗しない学習方法

Jw_cadは無料で学べる教材が豊富ですが、学び方を間違えると「理解したつもり」で終わってしまうことがあります。参考として以下に、初心者が最短で操作を身につけるための3ステップ学習法を記載しました。
- 基礎操作を体系的に学ぶ
- 練習図面で手を動かして覚える
- 実務の流れを想定して学ぶ
独学で学ぶ場合は、書籍や動画配信コンテンツ、学習サイトなどを活用するのがおすすめです。しかし、独学が苦手な初心者の場合、使い方や基本操作を覚えきる前に挫折するかもしれません。
そこで、挫折を回避しながら着実にJw_cadの初心者レベルを脱出したい方は、セミナー講習で基本操作や実務スキルを学ぶことからスタートするのがおすすめです。
たとえば以下のセミナー講習では、短期集中型で効率よくJw_cadの一連の知識・スキルを網羅的に学習できます。プロの講師による解説があるためわかりやすく、実際にソフトを操作している様子を見ながら学べるため、手間取る心配もありません。
操作方法から学びたい超初心者の方はもちろん、独学に挫折してしまった初心者の方は、ぜひセミナー講習に参加してみてください。
Jw_cadの初心者に関するよくある質問
ここまでJw_cadの初心者向けの情報を解説してきましたが、そのなかでも初心者に多いよくある質問を紹介します。
Jw_cadの初心者についてまとめ
Jw_cadは、建築・設備業界で長年使われ続けている無料の国産CADソフトです。
初心者でも正しい手順を学べば、短期間で「実務で使えるレベル」まで習得できます。
ただし、独学が苦手な初心者の場合には、途中で挫折する可能性も拭いきれません。
効率よくJw_cadの初心者レベルを脱出したいなら、セミナー講習等を活用するのがおすすめです。