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【2024】RPAツールのおすすめ3選を比較!スムーズに導入して業務効率化を図ろう

RPAツールは、業務効率化に非常に有効な手段です。
うまく導入できれば、生産性の向上やコスト削減など魅力的なメリットがあります。

しかし、RPAツールには様々な種類があり、それぞれどのような特徴があるのか分からない人は多いでしょう。基本的に導入コストがかかるため、自社に合わないRPAツールを選んでしまうと損してしまいます。

そこで本記事では、RPAツールのメリットやデメリット、選び方などを解説します。
さらに、おすすめのRPAツール3選をご紹介しますので、ぜひ最後まで参考にしてください。

RPAツールとはソフトウェア上のロボットを利用して業務自動化をするシステム

RPAツールとはソフトウェア上のロボットを利用して業務自動化をするシステム

RPAツールとは、Robotic Process Automationの略で、ルーティン業務を自動化できるシステムのことです。今までは業務を自動化するプログラムを作るために、専門技術を持った人にプログラミングをしてもらう必要がありました。

しかし、RPAツールを使えば、ノーコードで自動化システムを開発できるので、プログラムに疎い人でも業務の自動化に取り組めるのです。

ノーコード
専門的なコードを書かずに、Webアプリやシステムを開発できるサービス。

システムに強い専門人材がいなくても、業務の自動化に挑戦できます。

RPAツールを導入するメリット

RPAツールを導入するメリット

RPAツールを導入する主なメリットは、次の3つです。
  • 付加価値の高い業務に集中できて生産性が上がる
  • 人件費の削減につながる
  • 人的ミスがなくせる

業務自動化による生産性向上だけでなく、コスト削減や人為的なミスの減少にもつながるのです。それぞれ詳しく説明します。

付加価値の高い業務に集中できて生産性が上がる

RPAツールでルーティン業務を自動化できれば、空いた時間で付加価値の高い業務に時間を割けるため、自社の生産性向上が期待できます。例えば、マーケティング部なら施策立案、営業部なら顧客との商談、人事部なら面接などです。

社内全体で生産性が上がれば、更なる売上・利益の拡大につながるでしょう。

人件費の削減につながる

RPAツールを導入することで、ルーティン業務に時間を取られなくなるので、その分の人件費が削減できます。さらに、夜間や早朝など人が作業できない時間帯でもRPAツールが動作して仕事してくれるので、大量の業務を短時間に処理できるのです。

人手不足で悩んでいるけれども、採用の目途がなかなか立たないなら、RPAツールは救世主になるかもしれません。

人的ミスがなくせる

RPAツールはプログラムされたルーティン業務を淡々とこなしてくれるので、人為的なミスが発生しません。人がルーティン業務を行うと、どうしても入力ミスやコピペミスなどが起こります。

RPAツールに任せれば、ミスせず効率よく業務をこなしてくれるのです。

RPAツールを導入するデメリットや注意点

RPAツールを導入する主なデメリットや注意点は、次の3つです。

  • 不測の事態に対応できない
  • 担当者の異動でRPAツールの内容が分からなくなる場合がある
  • RPAツールの管理のためのチームを作るべき

RPAツールは、柔軟な判断を必要とする業務はできません。また、RPAツールの管理体制を整えておかないと、トラブルの元になります。それぞれ詳しく説明します。

不測の事態に対応できない

RPAツールは、あくまで判断を必要としないルーティン業務の自動化ができるのみなので、不測の事態が起きた際は対応できません。例えば、イレギュラーが起きた時やRPAツールのシステム障害などが起きた時です。

仮にRPAツールが動かなかったり、エラーが起きたりしても問題がないようにしておく必要があります。

担当者の異動や退職でRPAツールの内容が分からなくなる場合がある

RPAツールの担当者が異動や退職した際に、うまく引継ぎできていないと、誰も内容が分からなくなってトラブル時に困ってしまう場合があります。いくらノーコードで作れるとはいえ、どのような仕組みでRPAツールが動いているのか瞬時に判断することは難しいです。

RPAツールを開発したら、動作内容やメンテナンス方法などをまとめた書類を残すなどして、担当者がいなくなっても問題ない体制を整えておきましょう。

RPAツールの管理のためのチームを作るべき

RPAツールを導入するなら、社内のロボットを管理するチームを作るべきです。
管理チームがいないと、ロボットが乱立したり、そもそもロボットが開発されなかったりして、スムーズな導入に支障が出ます。

社内でどのようなRPAツールが動いていて、これからどのようなロボットが開発されるのかなどを一元管理できる体制をあらかじめ作りましょう。

RPAツールが向いている業務と向いていない業務の判別方法

RPAツールが向いている業務か否かを判断する方法は、対象の業務が完全にマニュアル化できるかどうかです。具体的には、該当の業務を全くやったことがない人でも、問題なくこなせるレベルまでマニュアルに落としこめるなら、RPAツールに向いています。

例えば、営業やマーケティング部などで行われる定期的な数値の集計やWebサイトのスクレイピング、大量の請求書の発行などです。これらは完全にマニュアル化できる業務である可能性が高いです。

スクレイピング
Web上のデータを読みこんで抜きだすこと。

マニュアル化できれば、それを基にRPAツールでロボットを開発して、自動化できます。
逆にマニュアル化が難しく、柔軟な判断が必要な業務の場合は、RPAツールでは対応できないので向いていません。

RPAツールの選び方

RPAツールの選び方
引用:WinActor

数あるRPAツールを選ぶ時の基準は、次の3つがおすすめです。

  • 自動化したい業務に対応できる機能が備わっているか
  • サポートが手厚いか
  • 費用対効果が見合うか

自動化したい業務に対応できるかも大切ですが、サポート体制や費用対効果などもしっかりと考慮しておきましょう。それぞれ詳しく説明します。

自動化したい業務に対応でできる機能が備わっているか

RPAツールを検討する時は、そもそも自動化したい業務に対応できる機能があるか否か確認しましょう。もし十分な機能がなければ、導入しても意味がありません。

例えば、日々の業務でOffice製品を頻繫に使っているなら、Office製品の自動化ができるRPAツールを選びましょう。まずはどのような業務を自動化したいかリストアップしておくことをおすすめします。

サポートが手厚いか

RPAツールを選ぶ時は、手厚いサポートがあるかどうか確認しましょう。サポートが少なければ、開発時やトラブル発生時などに時間と手間がかかってしまう可能性があります。

サポート窓口の運営体制や説明書などが充実しているか確認しましょう。

費用対効果が見合うか

RPAツールを導入するなら、費用対効果が見合うかどうか必ずチェックしましょう。
費用対効果が見合わないのに導入してしまうと、単純に損失となってしまいます。

費用対効果は、自動化する業務にかかる人件費の総額とRPAツールの導入費を比較して考えましょう。自動化する業務にかかる総時間×現在の担当者の人件費を計算すれば、人件費の総額を算出できます。その金額が検討しているRPAツールの導入費を大幅に上回るなら、費用対効果が見合っているといえます。

費用対効果を考慮して、損せずRPAツールを選びましょう。

おすすめRPAツール3選

とはいえ、結局どのRPAツールを選ぶべきか迷ってしまいますよね。
数あるRPAツールを厳選して、おすすめの3つをご紹介します。

RPAツール Power Automate Desktop UiPath WinActor
初期費用 0円 0円 0円
ライセンス費用
  • 1ユーザーあたり1,875円/月
  • 1ボットあたり18,750円/月
  • Pro:420ドル
  • Enterprise:問い合わせ
  • 実行版:272,800円/年
  • フル機能版:998,800円/年
無料トライアル 無償版あり 無償版あり 30日間
特徴 Microsoftが提供しているRPAツール。
Office製品と相性が良い。
世界的に有名なRPAツール。
2020年度国内RPAツールシェア1位を獲得
NTTグループが開発した国産RPAツール。
日本語対応で分かりやすい。

それぞれの特徴を簡単に説明します。

Power Automate Desktop

Power Automate Desktop

Power Automate Desktopは、Microsoft社が提供しているRPAツールで、Office製品が絡んだ業務の自動化が得意です。例えば、ExcelやWord、PowerPointなどが該当します。

さらに、開発画面が視覚的に分かりやすく、プログラミング初心者でもとっつきやすいデザインです。また、公式サイトにデモ動画やガイド付きの説明があるので、わからないことがあっても安心できます。

Office製品が業務の主なツールなら、Power Automate Desktopは相性が良いです。

UiPath

UiPath

UiPathは、世界中で導入されている有名なRPAツールです。
多くの企業で使われるほど汎用性が高いことが特徴で、Office製品やSalesforce、各種Webブラウザなど多くのアプリケーションをまたいで自動化できます。

また、日本語でのサポートも充実しており、FAQはもちろん無料の学習環境も揃っているのです。特に業務に使うツールに偏りがなく、様々なものに対応できるようにしておきたいなら、UiPathを選んでおくとよいでしょう。

WinActor

WinActorはNTTデータが開発した国産のRPAツールです。国産だからこそ、日本語のサポートや教材などが手厚く、安心して導入できる点が特徴となっています。

2022年1月時点で、7,000社を超える企業で導入されている実績もあるのです。WinActorは、日本語のサポートを受けつつ、スムーズに業務自動化に取り組みたい企業に向いています。

RPAツールを導入して業務効率化をしよう

RPAツールを導入すれば、従業員のルーティン業務を削減し、より付加価値の高い業務に集中してもらえるようになります。結果、売上や利益の拡大につながるのです。

RPAツールの中には、無償版や無料トライアルができるものがあります。まずは無料で試してみて、費用対効果が見合いそうなら、本格的に導入してみてはいかがでしょうか。

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