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CAD CAD資格は独学で取得可能?勉強方法やメリットを解説

【2024】CAD資格は独学で取得可能?勉強方法やメリットを解説

CADはものづくり業界において幅広く需要があり、CADを扱えるスキルや証明できる資格があることで個人だけでなく企業にとっても有利に働くでしょう。
また、取引先から見ても資格を有していれば安心して業務を依頼することができます。

そんなCAD資格ですが「独学でも取得は可能?」「セミナーを受けた方がいい?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事ではCAD資格は独学でも取得できるのか?独学でのメリット・デメリットや勉強方法について詳しく解説しています。

CAD資格は独学でも取得可能?

CAD資格は独学でも取得可能?

CAD資格は独学でも取得は可能です。

しかし、資格の取得に独学はおすすめしません。近年では、インターネットやYoutubeなどで情報を容易に取得することができるため、以前より独学での資格取得に対するハードルは低くなっています。ですが、独学での学習は効率が悪く実務経験があっても専門知識が多く必要になるため資格取得には時間がかかるでしょう。

また、資格によっては「実務経験が必要」など受験資格に制限があるため、未経験では取得できない資格もあります。そして、CADに関する資格は一定のCADソフトを操作できるスキルも必要です。

金銭的に余裕があり、CADに関する知識を深めたいのであればセミナーや講座の受講をおすすめします。

CAD資格を独学するにあたって必要なもの

CAD資格を独学する際には、

  • パソコン
  • CADソフト
  • プリンター

になります。

パソコンはもちろんのこと、作図を学ぶためにCADソフトも必要でありWeb上で無料で使用できます。また、プリンターは自身が作図したものを確認する際に必要です。
パソコンでどれだけ確認してミスがなくても、プリントアウトすると発見できることがあります。実際の現場でもプリントアウトで確認はするため、練習の段階からプリントアウトで確認する癖をつけておきましょう。

独学で勉強するメリット

独学で勉強するメリット

上記を踏まえた上で「独学で勉強したい」「セミナーや講座を受講する時間がない」と思う方もいるのではないでしょうか。
そこで、独学で勉強するメリットは下記2点を紹介します。

  • 費用がかからない
  • 場所や時間を選ばない

費用がかからない

独学で勉強する大きなメリットとして、費用がかからないことが挙げられます。

セミナーや講座を受講する場合は数万円〜数十万円は必要になります。しかし、独学であればかかる費用はパソコン・プリンターを除けば参考書などの数千円程度です。また、現代ではYoutubeやネットに掲載している情報でも勉強はできるため、独学での学習の幅も広くなっています。

また、企業によっては資格の取得を支援する制度が整えていることもあり、独学での費用に関する負担は心配ないでしょう。

場所や時間を選ばない

独学であれば場所や時間を選ばないのもメリットと言えます。

仕事をしながら勉強をする方も多いため、出張や勤務時間帯によってはセミナーの受講が難しいこともあるでしょう。また、個別の指導でなければ自身のペースで学習ができないため、ついていけない可能性もあります。
しかし、独学であれば自分のペースで場所を選ばず学習できるため理解が深まりやすく、隙間時間を活用できるのもメリットと言えます。

独学で勉強するデメリット

独学で勉強するデメリット

ここからはCAD資格を独学で勉強するデメリットについて下記2点を解説します。

  • 効率が悪い
  • モチベーションを保つのが難しい

効率が悪い

CAD資格を独学で勉強するのは効率が悪いと言えます。CADは専門知識も多く必要とし独学であれば専門家や教師のフィードバックなどを受けれないため、自身で解決に導くしかありません。
しかし、つまづく度に勉強が止まってしまうとかなりの時間を要するうえに、間違った知識を覚えてしまうリスクもあります。

仮に実務経験があったとしても、現場にはない問題も多くあるため独学での勉強はハードルが高いと言えます。

モチベーションを保つのが難しい

CADを学習するにあたって、自身で計画的に学習をする必要があります。また、目標設定や進捗管理も行わなければいけません。

CAD資格に限らずですが、専門知識を要する資格は行き詰まることも多く、モチベーションを保つことが難しく結果的に挫折となるでしょう。

もちろん、人によってメンタル面は異なりますが、独学での資格取得は大きな挑戦と言えます。

CAD資格一覧と難易度

ここからは主なCAD資格の一覧と難易度について詳しく解説します。

資格名 難易度 概要
2次元CAD利用技術者試験 易しい 設計・製図業務に従事して1年以上の実務経験、または1年以上の就学経験を有する方を想定した試験
引用:CAD利用者技術試験
3次元CAD利用技術者試験 易しい 3次元CADシステムを利用した機械系・製造系のモデリング・設計・製図などの業務に従事することを目指す方
引用:CAD利用者技術試験
建築CAD検定試験 普通 建築知識をもとに与えられた条件のもと、建築一般図を作成する実力を測る、あるいは与えられた建築図面をCADシステムを使って正しくトレースする技能を測
る試験
引用:全国建築CAD連盟
オートデスク認定資格プログラム 難しい 全世界のオートデスク・ユーザー20 万人以上が取得している全世界共通の認定資格制度
引用:AUTODESK
Vectorworks操作技能認定試験 普通 Vectorworksが持つ2次元、3次元、ワークシート等の基本機能と、レンダリングの基本操作技能を取得していることを認定する試験
引用:エーアンドエー株式会社
CAD実務キャリア認定制度 普通 機械部門・建築部門の2部門に分かれており、各部門、図面に関する知識を問う学科試験とCADによる図面作成能力を問う実技試験
引用:実務キャリア認定制度
3次元設計能力検定試験 普通 3次元CADのオペレーション能力、機械設計の基礎的能力を客観的で公平に評価する検定試験
引用:3次元設計能力検定協会
CADデザインマスター 難しい Auto CAD、2次元汎用CADのJw_cadを使い、建築・機械・設備・電気・土木などあらゆる場面・業務の中でより的確に作図できる能力を備えた方を認定
引用:日本デザインプランナー協会
機械・プラント製図技能士 普通 働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度
引用:中央職業能力開発協会

また、CADの資格取得に関しては併せて下記記事もご覧ください。

【2024】CADオペレーターに資格は不要?役立つ資格7選と取得方法を解説

【2024】3DCADの資格6選!資格を取得するメリットについても解説

独学での勉強方法

CADを独学で勉強する際の勉強方法について下記3点を解説します。

  • 参考書を読む
  • サイト・動画での勉強
  • CADを実際に使用する

参考書を読む

CADに関する参考書はネットや書店で多数取り扱われており、1冊あたり1000円前後で購入できます。参考書はCADに関する基礎知識からCADを実際に使用する作図など実務的な内容を網羅している書籍もあります。

未経験であれば自身のレベルに合わせた参考書を選択する必要はありますが、ある程度の知識を有しているのであれば過去問の購入がおすすめです。出題の傾向など把握でき試験の合格率が上がるでしょう。

サイト・動画での勉強

サイトや動画での勉強は無料で始めることができ、わかりやすく説明されている動画やサイトもたくさんあります。現在では、CADに関する解説をしているサイト数も多いため自身のレベルに合った動画やサイトを見つけることもできるでしょう。

ただし、動画やサイトにある情報には誤った情報も多数あるため、自身で見極めるしか情報が正しいのか見極める必要があり注意しなければいけません。また1つの動画でCADに関する知識は網羅できないため未経験であれば「初心者向け」などと記載のある動画やサイトから勉強を始めましょう。

CADを実際に使用する

CAD資格は実際に製図・作図ができなければ資格の取得は難しいでしょう。そこで、Web上にある無料のCADソフトで学習する方法です。

まずは、CADソフトを繰り返しトレース(模写)していき慣れていくことから始めましょう。基本的な作図ができるようになれば2次元および3次元の図面を作成していきます。わからないことや行き詰まってしまう箇所は参考書や動画で必ず解決しましょう。

CADのスキルを身につける独学3ステップ

CADのスキルを身につける3ステップ

CADのスキルを身につける際は下記3ステップで学びましょう。

  1. 基礎知識を身につける
  2. 作図を学習する
  3. 高度な作図を学習する

①基礎知識を身につける

独学で勉強する際はCADに関する基礎知識をまずは身につけましょう。専門用語やCADの基本的な操作方法は参考書や動画で学習することができます。
また、CADはソフトによって操作方法が異なりますので実際に触ってみることで参考書や動画では学べないこともわかるでしょう。

この段階では作図ができなくても大丈夫です。とにかくCADソフトに慣れることが大切です。

②作図を学習する

基本的な知識や操作方法を身につけたら作図をしていきましょう。初めは練習図面の真似から始めます。とにかく真似を繰り返していき、練習図面を見なくても同じ完成度の作図ができるようにします。

思うようにいかない場合は参考書などで自身がつまづいている部分を明確にし、解決できるまで突き詰めましょう。

③高度な作図を学習する

基本的な作図ができるようになれば高度な作図をしていきます。

レイヤーの設定や尺度、現場で実際に作図ができるほどのクオリティにしていきましょう。また、この時に自身が作図したものは必ず確認を行います。
高度な作図が一通りできるようになれば実務試験などでも問題ないでしょう。

CAD資格を取得する際はセミナーの受講がおすすめ

CAD資格を取得する際はセミナーの受講がおすすめ

本記事ではCAD資格を独学で取得する方法について解説しました。CADに関する資格は独学でも十分に取得は可能です。しかし、効率が悪く挫折することもあるでしょう。

資格の取得は将来的な展望としているのであれば長い時間をかけて「独学」、すぐに取得したいという場合は「セミナー」がおすすめです。
また、自身のライフスタイルに合わせて学習方法を選びましょう。

また、下記セミナーの受講も検討してみてはいかがでしょうか?

CAD資格は独学で取得可能?勉強方法やメリットを解説
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